谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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2018年 01月 29日 ( 1 )

c0236527_00354086.jpg29日、京成谷津駅での活動報告の後、市役所で所用をすませて帰宅しました。インフルエンザの次男の面倒をみながら、自宅でPCを使った作業をしました。

私立幼稚園の就園奨励費補助について、他の市町村から転居してきた保護者に未交付期間が発生するという相談が昨年寄せられました。

そこで、習志野市と近隣市の比較、国の制度解説、習志野市の問題点を、議会準備を兼ねてまとめてみました。

国は「幼稚園就園奨励費補助」を次のように説明しています。財務省の説明を参考に転載します。

幼稚園就園奨励費補助(補助率:1/3以内)

幼児教育の振興を図る観点から、保護者の所得状況に応じた経済的負担の軽減等を図る「幼稚園就園奨励事業」を実施している地方公共団体に対し国が所要経費の一部を補助する。

※ 就園奨励事業は市町村が行う事業であり、実際の補助額は市町村により異なる。

この事業について、習志野市は補助対象を次のように規定しています。


市長は、当該年度の6月1日から10月1日までの間継続して在園する園児の保護者に対し補助金を交付する。(習志野市私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱 第3条)

習志野市は、この条文を「6月1日から10月1日の間に習志野市に在住し、継続して通園していること」と解釈しています。市内在住であれば、市外の私立幼稚園に通園している児童も対象になります。そして、他の市町村の交付要綱も同様の内容であることを想定しています。

例えば、習志野市の従来の想定では、10月2日から翌年3月31日の間に千葉市から習志野市に転居してきたものの、子どもは従来から通っている千葉市内の幼稚園に通わせ続けたい保護者については、10月以降も年度末まで、転居前の「10月1日まで」住んでいた千葉市から補助金の交付を受けることになります。

ところが現在、国は、年度途中で他の市町村へ転居した場合は、転出前と転入後の居住地の市町村がそれぞれ月割で交付するよう指導しています。

国の指導に基づけば、例えば10月末に千葉市から習志野市に転居し、通園は千葉市内の幼稚園(転園は子どもがかわいそうなので、遠くなるけど頑張って通園させる)を続ける場合、4月から10月までの7か月分は千葉市が交付し、11月から翌年3月までの5か月分は習志野市が交付することになります。

各市町村が足並みをそろえて、交付要綱を国の指導通りに同時期に改正していれば、問題は生じないはずでした。

ところが、近隣の千葉市と八千代市が交付要綱を改正したのに対し、習志野市が改正しなかったため、一部で未交付期間が発生するという問題が生じました。



c0236527_00412022.jpg先の例でみると、現時点の各市の交付要綱に従えば、10月末に千葉市から習志野市に転居した場合、10月までの7か月分は千葉市が交付しますが、11月以降の5か月分について千葉市は交付しません。

ところが、10月1日時点で習志野市に居住していなかったが故に、11月以降の5か月分を習志野市も交付しないということになります。

つまり、子どもは幼稚園に継続的に通園しているにも関わらず、5か月間もの未交付が発生する訳です。これは、子育て世帯にとって経済的に大きな打撃です。

国の指導通りに習志野市も交付要綱を早期に改正していれば、未交付期間が発生することはありませんでした。

私は、未交付発生の相談を保護者から受け、交付要綱を至急改正し、未交付期間を解消することを市担当課(こども保育課)に求めました。

また、これまでの未交付分については、習志野市の要綱改正が遅れたことが原因なのですから、救済策(未交付分をさかのぼって支給する)をとるべきと求めました。

ところが、現在のところ、習志野市の交付要綱は改正されておらず、10月2日から翌年3月31日の間に転居してきた保護者への未交付が放置されています。

全国を対象にした国の補助事業なのに、市町村間の交付要綱の違いがもとで未交付期間が発生するのは理不尽です。

習志野市は近年、宅地開発やマンション開発の影響で、子育て世代の転入が増えています。せっかく習志野市に転居してきた方々に冷たいのではないでしょうか。市長の対応の遅れは問題です。

この問題について、①習志野市の交付要綱を早急に改正すること、②未交付が発生した保護者に救済策をとることを3月議会で要求する予定です。合わせて、相談のあった保護者への対応もしていきたいと思います。

by takashi_tanioka | 2018-01-29 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

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