谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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2018年 02月 02日 ( 1 )

2日、京葉5市議会議長連絡協議会議員合同研修会がありました。講師は江藤俊昭さん(山梨学院大学大学院社会科学研究科長)で、テーマは「『住民自治の根幹』としての議会の作動」でした。
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江藤さんは、行政改革で流布しているPDCAサイクルについて、「新たな地域経営では、討議空間である議会を位置づける必要がある」「PとDの間に2つのD(討議=deliberation、決定=decision)を組み込む必要がある」とし、「PDDDCAサイクルの創出」を提起しました。

そして、議会だけでなく、「住民参加も含めて討議し決定する空間を創り出すこと」を論じました。このほかにも、議選監査委員制度などの話がありました。

「PDDDCAサイクル」というのは、興味深い考え方ですが、私としては行政学的なアプローチが強すぎると感じました。

江藤さんは、地方議員と政党との関係については論じていましたが、議員と後援会組織との関係、支援者(個人、企業、団体など)との関係も考えていかないと、地方議会の現実と合わないと感じます。

地方議会における各議員(特に組織政党でない場合)の発言・議決、議会内外での活動をみると、政党だけでなく、地元の後援会・支持者との関係が大きく影響しているように見えます。議会での議決行動にも影響を与えます。

「住民参加」と一括りにするのではなく、その自治体において一定の利害関係で結びついた個人・企業・団体などが、地方議員の行動にどのような影響を与えるのか分析する必要があると考えます。

不特定多数の「住民参加」を想定し、それと地方議会との関係を論じようとしても、机上の議論になってしまうように思います。

江藤さんの話は初めて聞きましたし、著作も配布資料以外は読んでおらず、最近の政治学の議論も十分把握していないので、偉そうなことは言えないのですが、少し違和感をもちました。

私自身も、「住民自治」と簡単に言ってしまうことが少なくないので、深く考える必要があります。これからも勉強していきたいです。

by takashi_tanioka | 2018-02-02 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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