谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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2018年 02月 05日 ( 2 )

5日午後、「国民健康保険制度改革」についての説明会が開催されました。昨年度の条例改定の際は会派ごとの説明でしたが、今回は全会派・議員がいっしょに説明を受けました。
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協働経済部国保年金課長などから説明を受けました。協働経済部長、次長、窓口サービス推進室長も同席しました。
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今回の説明にある「改革」とは、安倍・自公政権が2015年に法改定を強行し、2018年度から実行される「国民健康保険(国保)の都道府県単位化(都道府県化)」のことです。

これにより、国保は「都道府県と市町村が共同で運営する制度」となります。
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都道府県化の実施後も、国保料の率・額を決定し、住民に賦課・徴収するのは引き続き市町村の仕事ですが、国保財政は都道府県に一括で管理されるようになります。

都道府県が各市町村に「納付金」を割り当て、市町村が住民から集めた保険料を都道府県に「納付」する形で、国保財政はまかなわれることになります。

都道府県は、「納付金」の額を提示する際、市町村ごとの「医療給付費の水準」「標準的な収納率」「標準保険料率」などの指標を提示します。

こうした仕組みの導入により、「給付費の水準が高い自治体」「収納率が低い自治体」「一般会計からの公費の独自繰入で保険料を下げている自治体」などを浮き立たせ、都道府県から市町村に、給付費抑制、収納率向上、繰入解消を「指導」させるというのが、制度導入の狙いです。

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千葉県から公表された習志野市の「標準保険料率」は10万8895円で、1万円以上の値上げとなります。

激変緩和措置で一定期間は引き下げられますが、最終的には「高すぎて払えない国保料」がさらに高くなっていきます。
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習志野市で今後値上げの対象となるのが、現状で「標準保険料率」よりも低く設定されている「均等割」です。

習志野市の「均等割」を「標準保険料率」並みに引き上げると、子どもなどの家族が多い低所得世帯に大きな打撃となります。
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宮本市長は、新年度予算案において法定外繰入金を継続することによって、国保料の急騰を防ぐ考えです。
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しかし、法定外繰入金の総額は53.1%も削減する方向です。これでは、国・県の激変緩和措置がなくなると、大幅な国保料(特に均等割)の値上げとなります。

また、宮本市長は、法定外繰入金を「計画的な解消・削減」の方向へもっていく考えです。
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国民健康保険制度は、創設当初は自営業者・農家等が中心の保険制度でした。しかし現在は、非正規労働者、退職した高齢者、リストラされた人などが多くを占める保険制度となっています。

「国民皆保険」を守るためには、低所得層が多い医療保険制度に対し、「財政の所得再分配機能」の観点から税財源を投入することは必要不可欠です。

現時点で正規雇用で働いている人でも、退職後は国保加入となり、高すぎる保険料に悩まされることになります。決して他人事ではありません。

低所得層が多いのに保険料が高いという「国保の構造問題」の抜本的解決を国に求めるとともに、市独自の法定外繰入れ(一般会計繰入れ)を継続することで、高すぎる保険料の軽減に努めることこそ、市長がとるべき態度ではないでしょうか。

by takashi_tanioka | 2018-02-05 23:40 | 議員活動 | Comments(0)
5日午前、専門業務説明会が開催されました。議会改革の一つとして取り組まれている専門分野の勉強会であり、今回のテーマは「入札と契約制度」でした。
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総務部契約検査課長などから、入札・契約制度の基礎知識から具体的事例まで、説明を受けました。
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私もいくつか質問をしましたが、特に関心をもったのは「最低制限価格制度」でした。問題視する議員もいるのですが、私は「ダンピング受注による手抜き工事、下請け業者へのしわ寄せ、公共工事に従事する者の賃金その他の労働条件の悪化、安全対策の不徹底等を防止する」という市当局の説明通り、一定の役割を果たしていると考えます。
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ただし、末端の労働者の適正賃金額を決めて元請け業者に支払いを義務づけたり、その他の労働条件等を保証する「公契約条例」を制定したうえで、業者間で競争させた方が効果的ではないかとも考えます。

そのような問題意識から、「最低制限価格制度よりも公契約条例の制定の方が効果的ではないか」という旨の質問もしました。市当局としては、全国の動向をみて考えていくとのことでした。

また、よく問題視される「最低制限価格の事前公表」に関する質問では、国や県は事後公表の方向との回答でした。現時点で習志野市は事前公表であり、今後の検討課題の一つです。

このほか、議員経験が長い人でも、よくわからない専門知識や具体的事例があり、説明や質疑応答は勉強になりました。現議長の発案で始まった取り組みですが、良い勉強会だと思います。

by takashi_tanioka | 2018-02-05 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by takashi_tanioka