谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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2018年 08月 14日 ( 1 )

14日、市民団体「千葉の干潟を守る会」の定例会に参加し、会員の方々と意見交換をしました。谷津干潟の環境保全について迷う部分があり、長年に渡って保全運動に取り組んできた方々の意見を聴きたいと考えていました。

国指定谷津鳥獣保護区保全事業の目標数値の多くが「ラムサール条約湿地登録時=25年前」とされています。それでは、25年間の環境変化をどのように評価するのか、外来種の増加をどうみるのか、水質などどこまで人間の手を入れるべきなのか、いろいろな疑問があります。

この間、谷津干潟のアオサ腐敗臭に関するテレビ番組で、谷津干潟自然観察センターの指定管理者の職員が「アオサは鳥の餌にもなっている」「ホンビノス貝は水質浄化の役割も果たしている」という言説をふりまいています。

この発言自体は間違えではありませんが・・・。それでは、25年前にはいなかったミナミアオサやホンビノス貝も「生態系の一部」として配慮しなければならないのか? これが私の大きな悩みです。

昨年5月、人工池ではありますが、藤崎・森林公園の池の外来種駆除が行なわれました。特定外来種(ブルーギルなど)の殺処分は当然としても、コイなどの見慣れた外来種も駆除されたのは、私にとっては衝撃的な経験でした。

戦前の東京湾の海岸線と言っても、人工的に閉鎖性の強い水域として残されたのが、谷津干潟です。人工的な空間である谷津干潟において、ミナミアオサやホンビノス貝などの外来種は、森林公園の例と同様に「駆除」する姿勢で臨んだ方が良いのではないかとも考えていました。

千葉の干潟を守る会の皆さんから、基本的な考え方のほか、参考にすべき研究者など、いろいろな話を聴くことができました。千葉の干潟を守る会が提唱する「淡水導入」の根拠も伺いました。

谷津干潟の悪臭については、「昨年の環境悪化は酷く、アオサのほか、カニなども多数死んだため、総数が減少した。そのため、今年から来年にかけて、腐敗臭は昨年よりも少ないだろう」との見解でした。

「海は変化していくものであり、谷津干潟の環境が変化していくのは仕方ない」「アオサをゼロにする必要はないが、今年くらいに抑制し続けるのが良い」「ホンビノス貝やホソウミニナもゼロにはできないだろうが、現状は多すぎる」との見解は参考になりました。

まあ、財政投入を抑制したい環境省や習志野市など行政側の意向を忖度する人々の話はあてにできません。良心的に研究活動・市民運動を続けてきた方々の話は参考になります。

これからも、真面目に研究活動や保全運動を続けている人達の話を聴いたり、論文を読んだりしながら、「シギ・チドリ類の採餌環境」と「周辺住民の生活環境」を両立できるような干潟保全を、市議会で主張していきたいです。

下の写真は、昨年6月の「谷津干潟の日」の際に谷津干潟自然観察センターの特別展示で掲示されていた「谷津干潟を保全し、自然教育園に」のチラシです。

40年前のチラシですが、千葉の干潟を守る会で現在も活動している方々の名前も記されています。習志野市の住民運動・市民運動の歴史を感じさせる資料です。
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日本湿地ネットワーク(JAWAN)のウェブページより








下記リンクの記事を読むと、市民運動の大切さを痛感します。御用学者の権力追随は見苦しいですね。


by takashi_tanioka | 2018-08-14 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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