谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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カテゴリ:公共施設再生( 130 )

10~11日は、各種会議や対話、法律相談会など。大久保地区公共施設再生事業や習志野市公共施設再生計画について意見交換する場もありました。

4月18日開催の「市議会議員さんをお招きして、習志野の公共施設再生を考える懇話会」について、主催者代表(田久保裕一さん)のブログに要約が掲載されていました。→こちら

(注)発言通りではなく、主催者の要約です。私の発言について正確性に欠ける要約もあります。この点は、今後、主催者に伝えたいと思います。

また、広報習志野 5月1日号に掲載された宮本泰介市長のコラムへのコメントも参考になります。→こちら

私としては、一施設・一地域の問題としてではなく、「公的不動産活用」「PPP/PFI」というやり方が全市的に導入され、全国的なモデル事業にされようとしているなか、この手法を習志野市が推進すべきかどうかという根本的な部分を追及していきたいと考えています。 →4月10日のブログ

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by takashi_tanioka | 2018-05-11 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
26日、午前は党内の打ち合わせ、夕方は次男をひまわり発達相談センターの指導に連れて行きました。

昼は、大久保地域で対話など。大久保公民館と習志野市民会館にも行きました。宮本泰介市長は、この場所をマンション建設用地にしようとしています。
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その裏手では、4月からPFI事業の工事が始まりました。北館、南館、中央公園、駐車場などの敷地がPFI事業契約の対象とされています。
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現在の公民館・市民会館の敷地は、PFI事業(契約済み)に含まれていません。この市有地について、宮本泰介市長がスターツコーポレーション株式会社と定期借地権設定契約(50年間)を結ぼうとしていることが問題になっています。
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借地契約が未締結であるにも関わらず、スターツコーポレーション株式会社は、契約成立後のワンルームマンション建設の建築看板を立てています。市議会で問題になっても、撤去しようとしません。
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公民館の1階ロビーに、PFI事業用地と借地予定地に建設される建物・構造物の模型が展示されています。
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模型ではわかりにくいですが、京成大久保駅からの歩行者動線には、高低差4メートルもの階段が設置されます。

スターツ借地の東側の道路は、主に自動車用であり、バリアフリーの基準(勾配12分の1)を満たしていません。
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図書館とワンルームマンションの間の階段も、4メートルの高低差があります。ワンルームマンションが公民館・図書館の間にあり、バリアフリーのスロープ設置の妨げとなっています。
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京成大久保駅との間も心配です。地域住民からは、京成大久保駅の橋上駅舎化を見すえた公共施設整備の必要が指摘されています。

駅周辺の建築物の密集、歩道のない狭い道路などの現状を見ると、隣接する市有地にワンルームマンションを建設して密集度を高めるのは、まちづくりの上で無理があります。
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現在の勤労会館をリファインする南館の模型も展示されています。
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by takashi_tanioka | 2018-04-26 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
18日、市民団体が「市議会議員さんをお招きして、習志野の公共施設再生を考える懇話会」を開催。2日前に急に案内状が届いたため、驚きましたが、皆さんの意見を聴こうと参加しました。


案内状には、次のように書かれていました(抜粋)。

市長さんからは、相変わらず何のコメントもいただいておりません ・・・(中略)・・・ ここで、もう一度、市議会議員さんたちをお招きし、今後の活動や次期市議会に向けてのアドヴァイスをいただき、市民として何をやっていかなければならないかを、皆さんで話し合いたいと思います。

議題
1.ワンルームマンション、カフェは本当に必要か
2.定期借地権の締結を延期してもらうにはどうしたらよいか
3.今後、議会等で、どのように議論していただくか

5人の市議会議員と、1人の元議員が参加しました。PPP/PFIによる「公共施設再生」に賛成の議員から、私のようにPPP/PFIに批判的な議員まで、多様な考えの議員が集まりました。

各議員からは、公共施設の統廃合・民営化について、住民の関心が全体的に低い地域、地元の図書館・青年館などに関心が集中している地域があることも、率直に話されました。

私が「公共施設再生」の問題に直面したのは、12年前の保育所・幼稚園統廃合からでした。この問題について、2008年12月号の「議会と自治体」に投稿したレポート「認定子ども園を軸にした大規模集約化の問題点」を主催者代表の田久保裕一さんに見せました。

小泉内閣の構造改革特別区域計画「習志野きらっとこども園特区」と、千葉県初の認定こども園「東習志野こども園」の問題点をまとめたレポートでした。

恥ずかしながら、当時は統廃合をもっと簡単にストップできると考えていました。しかし、現在は「第七中学校区こども園整備事業」の強行にまで至ってしまいました。現実は厳しいです。

さらに、保育所・幼稚園以外の公共施設すべて(その多くが教育施設)の統廃合・跡地売却も推進する「公共施設再生計画」が推進されています。

東洋大学PPP研究センター長の根本祐二氏の主導により、PPPの名で「PFI」や「PRE活用(公的不動産活用)」などの手法が大々的に導入されてきています。

PPP/PFIを肯定する議員が同席する会合というのは、緊張しますし、話しづらいです。しかし一方で、私と異なる意見、様々な意見が聴けて勉強になりました。

保育所・幼稚園統廃合が始まった当時は、高齢者層の関心が集まらず、残念な思いをしました。

逆に、高齢者層の利用が少なくない公民館・図書館の統廃合では、若い世代の関心がいまいちで、やはり残念に思っていました。

しかし今、第七中学校区こども園整備事業や小中学校統廃合、大久保地区公共施設再生事業のスタートを機に、「習志野市の公共施設再生計画について考えていこう」という機運が高まってきているように感じます。

「公共施設再生」という美しい言葉のもと、教育・福祉のあり方を無視し、公共施設を「不動産」としてしか捉えられない計画が推進されています。この動きを懐疑的にみる市民が増えているのは良いことです。

さて、懇話会でPFIの解説を求められましたが、PFI推進の人が同席していると話しづらいですね(間違ったことを言うと、突っ込まれますから)。他の人の説明の仕方を聞くのは、勉強になります。

PPP/PFIの比較的に新しい解説・事例紹介として、内閣府(民間資金等活用事業推進室)が2017年6月に発表した「PPP/PFI事業事例集」があります。

下の図は、この事例集からの引用です。参考にご覧ください。


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懇話会の最後、私の手元にあった本の紹介を田久保裕一さんから頼まれました。習志野市公共施設再生計画に批判的な人達の間で注目されている本です。

PPP/PFI事業と結びつけて推進される公共施設統廃合の問題と、それに対抗する住民運動の経験が全国的にまとめられています。また、根本祐二氏を正面から批判する数少ない本です。詳しくは、旬報社HPの解説をご覧ください。


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何か結論を出すような懇話会ではありませんでした。ビッシっとした方向性を期待していた人には物足りなかったかも知れませんが、ざっくばらんな意見交換の場も大切です。お招きいただき、ありがとうございました。

さて、この日の午前は、谷津南小学校の特別支援学級「花の木学級」で個別懇談。長男の中学校入学が2年後に迫り、今後の進路、そして中学校卒業後の進学・就職が現実的な課題となってきました。

by takashi_tanioka | 2018-04-18 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
c0236527_01232807.jpg8日に習志野市(革新懇)で、10日に市原市で、習志野市公共施設再生計画の学習会があり、報告者を務めました。

昨年7月の自治体学校の報告「公的不動産(PRE)活用と習志野市公共施設再生計画」の延長線上で話をまとめました。

千葉県市原市では、2月4日に市主催で「市原市公共資産マネジメント 市民フォーラム『公共施設の未来を考える』」が開催されました。→詳しくはこちら

私に報告依頼がきたのは、2月4日の企画で、習志野市経営改革懇話会や習志野市公共施設再生計画検討専門協議会などの会長を歴任した根本祐二氏が基調講演をし、習志野市が「先進自治体」として紹介されたからでした。

根本祐二氏の資料を読むと、いつも通り、インフラストラクチャーの施設老朽化について、統廃合や民営化しか解決方法がないかのような展開でした。
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教育の観点から、小中学校の学級の規模・数のあり方、少人数学級の利点、特別支援教育への対応などをを考えることなく、機械的に「学校統廃合シミュレーション」を披露しています。

欧米先進国よりも大規模な日本の学級・学校の是非について、問題意識がなく、思考停止の状態です。(わざと無視?)
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事例紹介では、前・習志野市資産管理室長が「習志野市が進める公共施設マネジメント」という報告をしました。
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資料を読む限り、順調に計画が進んでいるかのような報告であり、市民説明会で疑問・異論が続出していることは報告になかったようです。
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市原市公共資産マネジメント推進計画の基本方針と、習志野市公共施設再生計画の基本方針を比べてみると異なる部分があり、なぜ、習志野市を事例紹介で取り上げたのか疑問があります。



私の方は、根本祐二氏が全国で宣伝している「PPP/PFI」や「公的不動産活用」などを中心とする計画推進に疑問をもつ人達を対象をとする報告でした。

自治体学校での報告に加え、根本祐二氏が推進する計画の背景として、臨調行革路線と構造改革路線からの流れや、政財官の癒着があることを重視しながら報告内容をまとめました。

習志野市では、公共施設再生計画の特異性が、市民の間で「根本イズム」と揶揄されています。(「根本イズム」と言っても、西武ライオンズの故・根本陸夫さんではありません・・・。)

私は、これまで「東洋大学方式」と呼んできたのですが、「東洋大学の教員・学生のみんなが悪いわけではない」という指摘を受け、最近では「塩川・根本イズム」と呼ぶようにしています。

東洋大学総長だった塩川正十郎氏(故人)が、PPP/PFIなどの民活路線を推進するために創設したのが「大学院 公民連携専攻」と「PPP研究センター」。その広告塔として全国津々浦々で宣伝活動をし、政財官の癒着の中でも重要な役割を果たしているのが根本祐二氏なので、個人名を使うことにしました。信奉者が少なくないという点でも、「イズム」と呼んでよいのではないでしょうか。

「谷岡さんは根本嫌いだね」と時々言われるのですが、一個人としては好きでも嫌いでもありません。隣りの八千代市に住んでいる人ですが、個人的に接する機会はまったくありません。

個人の好き嫌いではなく、彼の背後にある「政財官の癒着」を批判しているのであり、彼や、彼を東洋大学に招致した塩川正十郎氏(故人)が推進する「新自由主義路線に基づく自治体リストラ」を批判しているのです。

さて、ちょうど、この週の「週刊ダイヤモンド」4月14日号に「公共施設リストラで注目の西尾市-先進の『PFI方式』が迷走した全事情」の記事が掲載されました。

愛知県西尾市でも、前市長のもと、西尾市公共施設再配置基本計画・実施計画の策定、計画に基づくPFI推進に根本祐二氏が深く関わっていました。
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習志野市における講演では明記していなかった「実施する場合はPPP/PFIを原則化」という文言が、西尾市では明記されています。
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西尾市の計画書では、根本祐二氏の文章や言葉が、何回もうやうやしく掲載されています。

堤未果さんが著書「(株)貧困大国アメリカ」で批判したサンディ・スプリングス市(アメリカ・ジョージア州)のPPPの事例も、うやうやしく掲載されています。
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驚いたことに、計画に異論を唱える人に「総論賛成各論反対」というレッテルを貼って「抵抗勢力」として扱う根本流のアジテートも大きく掲載。これは「小泉劇場」のまねでしょう。
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まず、総論(西尾市公共施設再配置基本方針)が絶対的に正しいという前提で話を展開しています。「各論の見直し」には言及しますが、「総論」に逆らう人は「子どもや孫の世代」のことを考えない悪者扱いです。

財政理論における「公共財」の議論を無視し、「特定の利害関係者だけと議論しないこと」と話を展開しています。「市民には二つの種類がある」とし、「受益者市民」と「負担者市民」に分類し、住民の間に分断を持ち込もうとしています。

そして、最も酷いアジテートが「財政が厳しく、子どもや孫の世代につけを回すべきでないという総論に賛成するならば」という言説です。

「子どもや孫の世代につけを回すべきでない」自体が不明瞭な文言ですが、それを是としたとしても、それは目的の一つでしかなく、「総論」ではありません。

習志野市で使われる「公共施設再生」にしても、市原市で使われる「コンパクトシティ」にしてもそうですが、耳ざわりの良い標語(スローガン)に賛成したら、その標語を冠に掲げる行政の基本方針(総論)にまで賛成したことにされ、具体的な計画推進に異議を申し立てると「総論賛成各論反対」の困った人というレッテルを貼られます。

ヒトラー並みの言葉の魔術師です。社会科学研究者(経済学者)とは思えないアジテートであり、根本祐二氏のこういうところは嫌ですね。ただ、「そもそも研究者・学者ではない人なのだ」と割り切ってしまえば、すっきりします。

by takashi_tanioka | 2018-04-10 23:40 | 公共施設再生 | Comments(0)
1日午後、公民館サークルの一つ、習志野シニアクラブの例会に招かれ、習志野市公共施設再生計画や大久保地区公共施設再生事業の話をしました。

習志野シニアクラブの皆さんに招かれたのは、2年半ぶりです。前回と同様に、央重則議員(環境みらい)、宮内一夫議員(新社会党・無所属の会)、私(日本共産党)の3会派の議員が招かれました。

3人の議員で分担して報告をしました。私は、習志野市公共施設再生計画と東洋大学PPP研究センター・根本祐二教授の関係を中心に報告。宮内議員は、大久保地区公共施設再生事業の問題を中心に報告。央議員は、藤崎図書館など廃止対象施設の問題を中心に報告しました。

3人の議員、そして参加者の皆さんは、民間活力導入やPFI方式への見解はそれぞれでした。それでも、現在の大久保地区公共施設再生事業の進め方には多くの疑問や批判の声がありました。

会場となった袖ケ浦公民館のロビーにも、大久保地区公共施設再生事業の案内が掲示されていました。しかし、市の掲示物は、批判の声が多いワンルームマンション建設にはふれていません。

ワンルームマンションの敷地(市有地)は、事業者であるスターツコーポレーション株式会社の収益事業のために、50年間も安く貸し付けられようとしています。

社会教育施設を中心とする街区(しかも最寄り駅・バス停の出入口)にワンルームマンションを組み込む計画も、市民にきちんと知らせ、是非を問うべきではないでしょうか。
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by takashi_tanioka | 2018-04-01 23:40 | 公共施設再生 | Comments(0)
30日、市民団体が「市長さんを招いて『大久保地区再生計画』を考える懇話会」を開催。市議会議員も招待され、4会派の議員が参加していました。

私は、家庭の都合で子連れで参加。発言の後、1時間半で途中退席しました。
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私は「公的不動産活用」の名で教育施設を統廃合し、施設跡地(市有地)を民間売却・貸付にする宮本市長のやり方を批判する立場で発言。PFIと定期借地の関係を質問されたので、国土交通省のモデル事業を参考に説明しました。


この懇話会の案内文には「大久保公民館はどうなるの?」「ワンルームマンションって本当に必要なの?」という副題がついていました。

案内文には、次のように書かれていました。

3月10日に習志野が市民会館で市主催による「新大久保公民館」についての説明会がありました。参加した市民の多くが不満をもって帰ったと思います。不満の多くは、市長不在(これで三度の説明会を毎回欠席)と、十分な質問時間が確保されていないということだったと思います。

そこで、市民主催で市長を招いて、市長の考えを聞き、市民の十分な質問時間を確保するために企画したそうです。

ところが、宮本泰介市長からは「特定の団体・個人の個々の要望を受け説明を行うことは総じて実施していないことから、職員を含めて出席いたしません。」という、意味不明の返答があったそうです。

宮本市長は、町会等のお祭りなどには精力的に出席し、顔を売っています。ところが、昨年の秋津幼稚園廃止の説明会でもそうでしたが、自分の気に入らない意見が出そうな場からは逃げようとします。

手厳しい意見が出そうな場というのは私も苦手ですが、屁理屈をこねて逃げようとする宮本市長のやり方はみっともないですね。

他の参加者の意見を聴くと、「大久保地区公共施設再生事業に賛成だけれども、部分的に疑問がある」という人から、「事業そのものに問題がある」という人まで、それぞれでした。

「懇話会」でしたから、参加者にはいろいろな意見があり、何か結論を出すという集まりではなかったようです。主催者の意見を押しつけるようなこともありませんでした。「宮本市長も逃げずに出ればよかったのに」と思いました。

by takashi_tanioka | 2018-03-30 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
3月の習志野市議会や市民説明会で問題となった「大久保地区公共施設再生事業」におけるスターツコーポレーション株式会社によるマンション建設。予算委員会で日影図(冬至)が配布されました。

注意しなければならないのが、平均地盤面から4メートルも高い測定面になっていることです。実際の地盤面の日影は、もっと長くなる可能性があります。

また、「等時間日影3時間」が赤色で示されていますが、実際に3時間しか日影がかからない(しかも高さ4メートルで!)のは、帯の外側部分だけであり、建物に近い場所は長時間、日陰になります。

北館の日影図によると、出入口付近は一日中、日陰になります。「出会いの広場」の全体も、午後は日没まで、日陰になることがわかります。高台側の日向の市有地に、スターツがマンションを建設しようとしています。
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スターツのマンション(民間付帯施設)の日影図によると、道路北側の住宅地への日影の影響は少ないように描かれています。

ただし、平均地盤面と測定面の関係がていねいに住民説明されているかは不明です。そもそも、説明会で日影図を配布しないマンション業者をみるのは、私は初めです。
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南館の日影図です。出入口付近は一日中、日陰となります。
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南館についても、昨年8月に配布したイメージ図(下の図)では、スターツは北側を日向にしています。太陽の向きを都合よく変えて、現実以上にきれいに見せるのは、良くありません。
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〔参考〕日影図の基礎知識
日影規制では、実際の地面にできる日影ではなく、地面より高い面を想定して規制をします。そのため、日影規制のために作図された日影図は、第一種・第二種低層住居専用地域では平均地盤面より1.5メートル高い測定面、その他の地域では平均地盤面より4メートル高い測定面(千葉県の条例の場合)で作図されています。(下の図)
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by takashi_tanioka | 2018-03-17 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
10日午前、大久保地区公共施設再生事業に関する市民説明会に参加しました。今回は「工事+運営編」とされ、「4月から始まる工事及び運営」の説明に限定する案内が市民にされました。

市当局や事業者(スターツなど)は、これまでの説明会で市民から多数の疑問・異論・批判が出されたことに懲りたようで、質問時間を一人2分に制限し、10人分の質問時間しかありませんでした。

新たな問題として注目されているのが、敷地北側に位置する駅前一等地の市有地のあり方。宮本泰介市長とスターツコーポレーション株式会社は、50年間もの定期借地権を設定しようとしています。そして、ワンルームマンションの建設を計画しています。
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駅前一等地の借地、マンション建設について、参加者した市民から疑問や批判の声が噴出しました。しかし、宮本市長とスターツは、年内の契約締結を強行する方向で動いています。
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南側のPFI事業の敷地内の施設については、昨年8月の説明会で出された意見をもとに対応が検討されました。
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今回の説明会でも、公民館長として社会教育に長年携わってきた市民から発言がありました。「北館キッチン(調理室)の位置」の調整については一定の評価がありましたが、これ以外にも社会教育・生涯学習の施設として不備があることが、いくつか指摘されました。

上記の表をみると、最寄りの京成大久保駅やバス停から公民館・図書館への歩行者動線のバリアフリー対応について、抜本的な改善に至らなかったことがわかります。
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最寄り駅・バス停と公民館・図書館との高低差が4メートルもあります。現在は存在しない段差を新たに設けるのですから、呆れてしまいます。

しかも、フラットで入っていける駅前一等地側がマンション建設予定地とされています。最寄り駅・バス停と公民館・図書館の間の歩道や広場まで、スターツの借地にしようとしています。

仮に定期借地権設定契約が締結されると、50年間もの超長期にわたり、スターツが占有権や管理権をもつことになります。はたして適切な管理ができるのでしょうか。
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習志野市議会に対し、事業者(スターツなど)による直接の説明は一回もありません。説明会でも議員枠の質問時間はないので、一市民として挙手して制限時間内で質問しました。

私は市議会で、マンション敷地と合わせて借地にされようとしている歩道と広場について、憲法で保障された人権(表現活動や集会の自由)の観点、バリアフリーの観点から質問しました。

説明会では、日影とバリアフリーの面から、公民館・図書館と歩道・広場の設計の問題点を指摘しました。

まずは、日影の問題。スターツは、公民館・図書館の北側の窪地に出入口と広場(出会いのひろば)を造ろうとしています。3階建ての北側は、冬季は寒くてくつろげません。

この日の説明会で、スターツは夏季の日影が最も短くなる時間帯のイメージ図を配布しましたが、それでも公民館・図書館と広場は日陰側になります。
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さらに問題なのが、昨年8月の説明会で配布された資料では、北側が日向になっていたことです。北から南へ影が伸びるイメージ図(下の図)です。習志野市では北側に太陽が昇るのでしょうか。
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スターツは、日光がさしこむ、明るい北館北側と広場を演出し、この設計に賛成する人を増やしたかったのでしょう。

今回の説明会では、こっそりとイメージ図を差し替えて配布していましたが、上映された動画は旧イメージ図のままだったようです。

また、市当局も、広場側の日陰の問題に気づきながら、半年以上にわたり、虚偽のイメージ図を配布し続けたのは問題です。説明会で謝罪の言葉は一つもありませんでした。

このような設計では、冬季に雪が降って寒い日が続くと、日陰の広場の雪はなかなか溶けないですし、朝は公民館・図書館の出入口が凍結して危険です。

暖かい日であっても、雨風が強い日はたいへんです。高さ4メートルの階段は危険です。スターツはマンション内のエレベーターの利用を提示していますが、雨の日はエレベーター内もベチャベチャになってしまい危険です。

スターツが提案時に示した図面では、京成大久保駅・バス停からフラットに公民館・図書館へ入っていけるイメージ図(下の図)でした。
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それでも提案審査会での評価は低かったのに、バリアフリーに逆行する変更をしてしまっては「改悪」としか言いようがありません。なぜこのようになったのか、真相の解明が必要です。

これらを今から改善しようにも、PFI事業契約が締結された北館と、その南側の敷地の建物・構造物の設計・建設は、スターツを中心とする特定目的会社(SPC)にほぼ丸投げ状態です。

上記の歩道・広場が「公の施設」であれば、習志野市(または指定管理者)が安全面などの管理をしていくでしょう。しかし、仮に歩道・広場の土地に定期借地権が設定されたら、借地権者(スターツ)に占有権や管理権が移行し、市の管理が及ばなくなる恐れがあります。これについて、市長・市当局の明確な説明はありません。

公民館・図書館(北館)のさらなる設計変更を求めると同時に、北側の市有地については、安全で使いやすい公民館・図書館の出入口・歩行者動線を確保し、使いやすい空地(広場など)を確保し管理していくために、抜本的な計画見直しが必要です。

このままでは、50年間も子どもや孫たちの世代にまで、延々と課題を残すことになります。公民館・図書館の北側の利用の妨げになっている民間収益施設(マンション)の建設は白紙に戻すべきと、あらためて思いました。

習志野市が「生涯学習の拠点」と称する公民館・図書館の建設です。北側の市有地は、民間収益施設のための借地にするのではなく、市民が安全で使いやすい公共空間となるように設計すべきではないでしょうか。


by takashi_tanioka | 2018-03-10 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
習志野市議会の一般質問について、朝日新聞が「マンション建設 凍結求める意見-公共施設再生で習志野市議」の記事(3月1日・ちば首都圏版)を掲載しました。
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2月28日の一般質問では、央重則議員が廃止対象施設の問題、宮内一夫議員と谷岡隆議員が駅前に集約される複合施設とマンション建設の問題を取り上げました。→こちら

この野党系3議員の質問が「ジェットストリームアタック」という訳です。誰が「ガイア」「オルテガ」「マッシュ」なのかは、ご想像にお任せします。

6日朝は、久しぶりに大久保・泉町地域の新聞配達。その後、京成大久保駅で活動報告をしてから、市役所へ向かいました。

午前10時から、3月議会の一般質問の5日目。質問者は4名で、午後4時30分頃終わりました。
関根洋幸議員(元気な習志野をつくる会)
入沢俊行議員(日本共産党)
荒原ちえみ議員(日本共産党)
平川博文(都市政策研究会)

この日の一般質問では、入沢俊行議員が大久保地区公共施設再生事業の問題点を、社会教育・生涯学習(「中央公民館」「中央図書館」の位置づけ)などの角度から追及しました。


by takashi_tanioka | 2018-03-06 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
27日、午前10時から議案質疑(本会議)。その後、予算特別委員会と会派代表者会議があり、午後3時50分頃終わりました。

私は、大久保地区公共施設再生事業の定期借地、国民健康保険料・介護保険料・後期高齢者医療保険料の値上げ、教育委員の任命について質問しました。

大久保公民館北側の市有地に、スターツコーポレーション株式会社がマンション建設の看板を立てた問題。定期借地権設定契約が未締結であることを確認しました。

マンション建築看板(特定建築行為計画のお知らせ)は、大久保公民館長の決裁で公民館敷地内に立てることを許可したそうです。

市当局は「看板設置は違法ではない」と釈明。しかし、借地契約が未締結で、着工まで3年(看板設置時)もあるのに、看板設置を早々に認めるのは非常識です。


借地料は新年度予算案に計上されていません。契約が締結された場合、借地料が発生するのは2年後の夏であることもわかりました。

つまり、2020年度の予算案まで借地料は入ってこない訳です。そうなると、借地契約を急ぐ必要はありません。

50年間もの超長期の定期借地権設定を、宮本市長とスターツは考えています。市民の信を問うとともに、仮に議会提案された場合、慎重審議が必要です。

私の次に、清水晴一議員(公明党)が質問。定期借地権設定契約の時期について、宮本市長は「平成30年中に議会提案する」と答弁しました。

来年4月の市長・市議会議員選挙前に契約締結を済ませてしまうスケジュール案。選挙の争点にしたくないのでしょうか。

下のイメージ図でみると、公民館(奥の建物)の手前の「出会いのプラザ」北半分とバス通りにはさまれた市有地(歩道・階段や「ウェルカムプラザ」を含む)のほとんどが借地権設定の対象とされています。

契約が締結されると、スターツが占有権と管理権を50年間持ち続けることになります。借地料の問題だけでなく、収益施設のあり方、歩行者動線、バリアフリー、広場や歩道・階段の利用法など、精査しなければならない問題はたくさんあります。

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このほか、国民健康保険料・介護保険料・後期高齢者医療保険料の値上げでは、宮本市長が言う「シビル・ミニマム」について質問。教育委員の任命では、憲法尊重擁護への態度などを質問しました。


夕方は、私用を済ませた後、市役所へ戻り、一般質問や発議案の準備を進めました。

by takashi_tanioka | 2018-02-27 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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