すべての議案に賛成・反対の討論-後期高齢者医療広域連合議会(2017年2月)
後期高齢者医療広域連合議会の準備-事務局でヒアリング
後期高齢者医療広域連合議会の全員協議会(2017年1月)
特例軽減の存続を!-後期高齢者医療広域連合議会(2016年11月)
後期高齢者医療広域連合議会の準備ー事務局でヒアリング
後期高齢者医療広域連合議会の全員協議会(2016年10月)
保険料値上げを決定-後期高齢者医療広域連合議会(2016年2月)
今回は、議案質疑や討論、一般質問が比較的多かった定例会でした。通告のうち、石井芳清議員(御宿町)はインフルエンザのため欠席でした。



質疑終結の後、4つの討論がありました。日本共産党議員で広域連合議員に選出されている野中眞弓議員(大多喜町)は、後期高齢者医療制度の差別的な内容を批判する反対討論。岩井友子議員(船橋市)は、保険料の値上げ抑制のために財政安定化基金を活用しなかったことなどを批判する反対討論をしました。

私は採決のうち、発議案1号、議案1~3号、5~8号の8件に賛成、議案4号、9~10号の3件に反対としました。採決の結果、保険料値上げを含むすべての議案が可決しました。
昼食休憩をはさんで、午後は一般質問。5人が質問しました。午後2時30分頃終わりました。


広域連合の事務局は、県内市町村から派遣された職員で運営されています。職員は2~3年で入れ替わります。広域連合という運営方法は、住民に直接接する市町村の現場から切り離されるやり方です。
広域連合に対し、習志野市民をはじめとする県民の生活実態、市町村の現場職員の懸念や意見などをどのように伝えればよいか、いろいろと考えながらの議会でした。
今回は、特に「低所得者に対する保険料軽減特例措置の『現行制度の維持』」を習志野市は強く要望していることを訴えました。
今回も、千葉県後期高齢者医療懇談会での各委員の質問・要望を参考にしました。制度加入者(被保険者)や有識者、医療関係者などから幅広い意見を聴く場として設置されています。現場の問題意識の一端がわかり、勉強になります。
千葉県後期高齢者医療懇談会(広域連合HP)
千葉県後期高齢者医療広域連合HP
後期高齢者医療広域連合の事務局へ-議会質問の準備

人事行政の運営などの状況、行政不服審査、地方公会計システムの導入、保健事業実施計画(データヘルス計画)の検討、懇談会の開催などについて説明を受けました。
広域連合HPに各種資料が掲載されてはいるのですが、全部目を通すのはたいへんです。事務局職員から対面で説明を受けて良かったです。

広域連合事務局は、千葉市稲毛区の国保会館にあります。国保会館の場所は学生時代から知っていたのですが、訪れたのは初めてでした。建物は見えても門の場所がわからず、迷ってしまいました。
習志野市役所から自動車で30分以内で到着する距離であり、想像していたよりも近かったです。今後も、事務局から説明を受けたり、資料等を求めたりしながら、議会活動に取り組んでいきたいです。
予算・決算委員会の設置を否決-後期高齢者医療広域連合議会(2016年1月)

この日の協議事項は、2月10日の定例会(平成28年第1回)の運営について。保険料率の引き上げ、行政不服審査制度の条例、予算案といった議案10件、会議規則改正の発議案1件の提案が説明されました。
前回の定例会において、御宿町選出の石井芳清議員が「予算・決算特別委員会の設置」を要望しました。多くの地方議会で設置されていますが、広域連合議会では設置されておらず、5千億円もの予決算を本会議だけで審議します。
質疑のなかで、私も設置要望への支持を表明しました。議会運営委員会では賛成者がなく、全員協議会では賛成者が4人(船橋市、習志野市、御宿町、大多喜町)でした。
設置要望は賛成少数で否決されましたが、やっぱり特別委員会で詳しく審査するのが妥当だと思います。問題提起した石井議員は立派です。
さて、今回の定例会では、2年ぶりに保険料率の引き上げが提案されます。議案が可決されれば、千葉県の平均保険料年額は、6万7323円から6万9812円へ、2489円の値上げとなります。
特に、均等割1700円の値上げは問題です。そもそもが75歳以上の高齢者にとって高すぎる保険料なのですが、この2年間で年金収入等が増えているわけでもないのに、保険料だけが高くなっては、ますます高齢者の生活を圧迫します。
私(日本共産党)は、従来から基金の活用による保険料抑制を主張してきました。今回は保険料調整基金を全額繰り入れる方針ですが、それでも保険料値上げとなってしまいます。
東京都広域連合では、財政安定化基金からも繰り入れ、均等割の値上げを200円に抑制しました。財政安定化基金からの繰り入れを全くしない、千葉県広域連合の方針は問題があります。
引き続き、財政安定化基金の活用による保険料抑制を求めていくとともに、後期高齢者医療制度の根本的な問題点も追及していきたいです。
会議終了後、日本共産党議員で広域連合議員に選出されている岩井友子・船橋市議、野中眞弓・大多喜町議、石井芳清・御宿町議と、議案質疑・討論、一般質問、資料請求について意見交換をしました。
昨年11月に開催された定例会(平成27年第2回)の会議録が、下記HPにアップされています。私の議案質疑は27ページから、討論は32ページから、一般質問は43ページから掲載されています。
千葉県広域連合議会の会議録(平成27年)
平成26年度決算が掲載された「ちば広域連合だより」も発行されました。こちらも下記HPで閲覧できます。
ちば広域連合だより第19号
定例会は、2月10日(水)午前10時から、 オークラ千葉ホテル3階で開催されます。よろしければ、傍聴においでください。
千葉県後期高齢者医療広域連合HP
決算認定など-後期高齢者医療広域連合議会(2015年11月)
議員総数は54人。議案質疑は4人でした。




質疑終結の後、石井芳清議員(御宿町)と私(習志野市)の2人が討論をしました。私は、議案1~2号は反対、3~4号は賛成としました。採決の結果、すべて原案可決(3~4号は全会一致)でした。
昼食休憩をはさんで、午後は一般質問。4人が質問しました。多くの市町村の議員が帰ってしまい、過半数ぎりぎりの出席でした。午後2時前に終わりました。



全国後期高齢者医療広域連合協議会の要望書などを参考に準備をしました。全国協議会の会長を出している佐賀県広域連合HPで全国協議会の会議録・資料・要望書などが公開されており、助かりました。
千葉県広域連合の志賀直温連合長(東金市長)は、全国協議会の副会長です。千葉県広域連合HPにも全国協議会の資料等を掲載するよう要望しました。
全国後期高齢者医療広域連合協議会の資料(佐賀県広域連合HP)
習志野市の担当部長(市民経済部長)とも意見交換をして出席しました。習志野市として最も心配しているのが、「低所得者等に対する保険料軽減特例措置(9割軽減、8.5割軽減)」の廃止です。
これは、全国協議会も同じ認識であり、千葉県広域連合からも現行制度の存続を強く要求してもらいたいです。
次回の定例会へ向けた重要課題が「保険料率の改定」です。保険料値上げを防ぐためには、財政安定化基金の活用が必要です。基金活用については、日本共産党としても千葉県へ働きかけていきたいです。
広域連合議会では、連合長に答弁を求めると、連合長自ら答弁してくれます。考え方に違いはありますが、今定例会のきちんとした対応は評価しています。
千葉県後期高齢者医療広域連合HP