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谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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カテゴリ:社会科学研究( 44 )

22日午後、比較経済体制学会(旧・社会主義経済学会)の第59回全国大会に参加しました。なかなか都合がつかず、4年半ぶりの参加でした。

大会は2日間でしたが、参議院選挙前で忙しいため、大会1日目の午後のみの参加としました。比較経済体制学会/一橋大学経済研究所経済制度研究センター共催の公開シンポジウム 政策フォーラム「新興市場経済を考える」の後半でした。

午前のJ.C.ブラダ氏(Josef C.Brada アリゾナ州⽴⼤学名誉教授、新興市場学会会⻑)の基調講演「BRICS経済の現在と今後(BRICS Then and Now)」を受け、午後はパネル討論会。論題は「新興市場経済システムの光と影」で、BRICs4か国の産業構造と政治情勢や財政システムなどの関連は参考になりました。

雲和広さん(一橋大学経済研究所)が座長となり、4か国の研究者がそれぞれ報告をしました。(これってパネルディスカッションになっているのかな?と個人的には疑問・・・。)

濱口伸明さん(神戸大学経済経営研究所)は、「ブラジル経済の脆弱性」のテーマで報告。ラテンアメリカ全体にみられる脆弱な経済構造、ブラジルの財政政策と政治情勢から、ブラジル経済の特徴を説明しました。

田畑伸一郎さん(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)は、「ロシア経済の強さと弱さ」のテーマで報告。豊富な資源(特に石油・ガス)、石油・ガスのレント収入を中央に確保する財政制度などの強さと、オランダ病による製造業の不振、低い投資率などの弱さのせめぎ合いのなか、輸入代替や国家投資の対策がとられていることが説明されました。

黒崎卓さん(一橋大学経済研究所)は、インド経済の光と影について「2016年11月の『廃貨』政策を題材に考察」し、高度経済成長の持続性に危機をもたらす「影」として、インフォーマルセクターと貧困問題に焦点をあてました。「深刻な不平等と貧困ゆえに、高度経済成長に十分参加できない階層が顕著である」とし、不平等縮小のための政策の推進を課題として指摘しました。

丸川知雄さん(東京大学社会科学研究所)は、「中国は市場経済に向かっているのだろうか?:中国の産業政策を考える」のテーマで報告。全分野で国産化率を高めようとする産業政策「中国製造2025」のもと、国際分業・比較優位を無視した政策が採られていることを批判的に論じました。質疑では、中国経済や米中関係の質問が多かったです。

大会2日目の共通論題「ポピュリズム政治とヨーロッパ経済」も興味深い報告テーマでしたが、残念ながら欠席です。後日、学会機関誌「比較経済研究」に掲載されたとき、じっくり読みたいと思います。


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シンポジウム終了後の学会総会は欠席し、先日亡くなった習志野市総務部長の通夜に参列しました。

by takashi_tanioka | 2019-06-22 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)
29日午後、社会主義理論学会の第30回研究集会に参加しました。会場は明治大学駿河台校舎(リバティタワー)でした。

この学会は「自由で民主主義的な社会主義を共に志向する人々が、それぞれの立場の違いを認めあいながらも、たがいに学び、交流し、協同して新たな創造的研究に取り組むこと」(入会呼びかけ)を目標にしています。

1988年の発足で、設立30年となりました。私は設立当初からの会員で、役員(委員)を務めた時期もありました。一時は存続が危ぶまれましたが、近年は参加者が増加傾向にあります。

この学会の研究集会・総会は祝日(昭和の日)の開催となることが多いです。妻は出勤、保育所・学童保育は休みのため、子ども達の面倒をみながら、所用をすませての参加となります。この日も途中参加となってしまいました。
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共通テーマは「社会主義像の探究」で、2名の研究者から報告がありました。会場一杯の参加者でした。

まず、稲垣久和さん(東京基督教大学特別教授、賀川豊彦シンポジウム実行委員)が「賀川豊彦の社会主義と公共哲学」のテーマで報告。「マルクス主義的社会主義と協同組合的社会主義(資本主義?)はいかにして対話可能か」を探求する報告でした。

次に、斉藤日出治さん(大阪労働学校アソシエ学長)が「市民社会から社会主義を考える-マルクスの資本主義認識」のテーマで報告。平田清明の市民社会論からレギュラシオン理論へ。続いて、D.ハーヴェイの「共進化」をキーワードに、日本資本主義の共進化(日本における総過程的媒介としての市民社会)を解説したうえで、連帯と協働の対抗的共進化として「関西生コンの社会闘争」の展開が報告されました。

各氏の報告内容については、社会主義理論学会HPに掲載予定の会報(次号)をご覧ください。

それぞれ、キリスト教社会主義、市民社会派マルクス主義の研究をふまえ、その思想と運動を掘り下げようとする報告でした。

「市民」「市民社会」という言葉が様々な運動において流行している今、「それでは『市民』『市民社会』とは何なのか?」が問われます。「市民社会」とは、新自由主義的な社会を語るときにも使われる言葉であり、各人が都合よく使っているように感じます。

この日の報告は、それを考える点では参考になりましたが、社会主義の「思想・運動・体制」の関連で考えると「体制」の探求は避けられていたように思いました。

社会主義とは、資本主義の暴走にブレーキをかける思想・運動に過ぎないのか、資本主義とは異なる体制として成立しうるものなのか、そこまで踏み込んだ報告が必要です。難しいことですが・・・。

by takashi_tanioka | 2019-04-29 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
2日、習志野市生活と健康を守る会の総会の後、総合教育センターへ向かい、小企画展「津田沼鉄道連隊」をみました。
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JR津田沼駅のそばにあった陸軍鉄道連隊について、写真(主に絵はがき)と地図をもとに概要が説明されています。9月までの予定でしたが、好評のため、12月まで延長されたそうです。

展示期間
12月28日(金)まで
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会場
習志野市総合教育センター 1階ロビー奥
入場無料

開館日・開館時間
平日 午前8時30分~午後5時

詳しくは、小企画展「津田沼 鉄道連隊」(習志野市HP)をご覧ください。津田沼の鉄道連隊(習志野市HP)にも資料が掲載されています。

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総合教育センターでは、習志野市総合教育展も開催されていました。習志野市立の幼稚園、こども園、保育所、小学校、中学校の児童生徒の作品が展示されていました。

2階に小中学生の作品が展示されていました。写真は、谷津南小学校などの生徒の作品です。別の部屋でも、夏休みの自由研究など様々な作品がありました。
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1階に幼稚園、こども園、保育所の児童の作品が展示されていました。写真は、谷津南保育所の5歳児クラス(きく組)の作品です。
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長男・長女の作品はありませんでした。次男の描いた絵が谷津南保育所のコーナーに展示されていました。
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by takashi_tanioka | 2018-11-02 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)
映画「マルクス・エンゲルス」を観ました。岩波ホールでの上映の最終日、駆け込みでした。今後も全国各地で上映されます。

千葉県内では、千葉市中央区のUSシネマ千葉劇場で6月30日から上映予定です。内容については、オフィシャルサイトをご覧ください。

カール・マルクス生誕200年記念の作品ですが、「西欧諸国でマルクスを主人公に描いた初の長編映画であった」(ラウル・ペック監督)というのは意外でした。言われてみれば、マルクスの伝記映画を観るのは初めてです。
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山林で枯れ枝を集めただけで窃盗犯として撲殺・惨殺される場面、communis(ラテン語「共有・共同」)とは正反対の情景から始まり、「万国のプロレタリア(労働者)、団結せよ!」で締めくくられる「共産党宣言(共産主義者の宣言)」をマルクスとエンゲルスが誕生させるまでの話です。

マルクスの伝記は、高校生のときに清水書院の小牧治「マルクス」を読んだのが初めてでした。その後、マルクス自身の著作も読みましたが、活字と挿絵だけでは、19世紀前半の西ヨーロッパをなかなかイメージできないでいました。

映像化されると、当時の労働者や工場労働、都市の状況、若きマルクスらと様々な思想家・活動家の交流と論争など、イメージしやすくなります。どこまでが史実で、どこからがフィクションなのか、よくわからない部分はありますが、興味深い映画でした。

原題は、フランス語で「Le jeune Karl Marx」。ドイツ語では「Der junge Karl Marx」、英語では「The Young Karl Marx」でした。中国語版のタイトルをみると「馬克思 時代青年」でした。

日本語に直訳すると「青年マルクス」といったところでしょうか。どの国のポスターをみてもマルクスが前面に押し出されていました。

ところが、日本の邦題は「マルクス・エンゲルス」。ポスターも、カール・マルクスがフリードリヒ・エンゲルスやイェニー・マルクスと並列的に描かれています。これは、映画を観て納得しました。

社会主義・共産主義の権威となる前の青年期のカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルス。それに、理知的な貴族出身のイェニ―・マルクス、正義感の強い労働者のメアリー・バーンズが加わり、社会変革をめざす20~30歳代の4人の青年たちが登場します。

そのなかで中心的に描かれているのがカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスですから、邦題の「マルクス・エンゲルス」の方が内容に合っています。より正確に言えば「青年マルクス・エンゲルス」でしょう。

4人の青年たちが互いに影響を与え合いながら活動していきます。もしマルクスの一生を英雄的に扱っただけの伝記映画なら、つまらない内容になったかも知れません。

ペック監督は「若者のために制作」したと言います。日本の左翼運動で弱まった「若さ」を感じさせる、刺激的で躍動感ある作品です。
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マルクスとエンゲルスを「若き革命家」として描く、この映画の魅力について、4月27日付の「しんぶん赤旗(日刊)」に谷本諭さん(党経済・社会保障政策委員会副責任者)の評論が掲載されていました。→下に転載

私がもう一つの魅力と感じるのが、当時の社会主義・共産主義運動の多様性を描いたところでした。

その一つ目が、社会主義・共産主義運動の国際性(international)を描いたことです。様々な民族に属する思想家・活動家の間で、ドイツ語、フランス語、英語・・・と、複数の言語で議論が交わされます。

19世紀前半は、国民国家が形成されていく時期です。無国籍者となったドイツ人マルクスが、共産主義者同盟のブリュッセル支部(ベルギー)で活動する時期=「共産党宣言」を誕生させる1848年まで映画で描かれます。

その後、国民国家が確立していくと、このような活動スタイルは難しくなります。たとえば、現在の日本共産党の規約の場合、日本国籍を取得しないと入党が認められません。

様々な民族・文化に属する人達が国境に縛られない運動を展開しようとするのは魅力的です。

二つ目が、思想家・活動家の間のリスペクトと論争が共存する場面です。映画の登場人物をみると、最終的には論敵となり決別する人物もいますが、多種多様な人達が交流と激論をへて思想・運動を発展させていく世界は、学ぶものがあると思います。「考えが異なると口もきかない」では、思想・運動は発展しません。

激しい論争で論敵を追い込んでいくマルクスやエンゲルスの姿は魅力的ですが、大衆的に人気があり包含力のある政治家として描かれるプルードンの姿も引き付けられます。大学教育を受けたインテリ青年マルクスに対し、職人出身で人生経験を積んだプルードンには、相応の人間的魅力があったでしょう。

年長のプルードンらを容赦なく論駁するマルクスとエンゲルスに「若さ」を感じます。「民主的な独裁者」と揶揄されることもあるマルクスの政治手法も描かれていました。変革期には、そういうやり方が求められる局面もあると思います。
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青年期のマルクスのスラヴ民族への偏見が垣間見られる場面もありました。もしかしたら、非西欧系の民族(アフリカ系)であるペック監督が意識的に入れたのかも知れません。

マルクス夫妻は完璧な人間ではなく、人間的弱さもあれば、「嫌な奴だ」と感じる場面もあります。養育や家計に悩むカールの姿もあります。いろいろな見方ができる映画です。

いろいろと書き連ねてきましたが、人間くさく、聖人でなければ権威者でもない、青年期のマルクスと仲間たちが、社会の不正と矛盾に怒り、情熱をもって変革しようとする姿は凄いと思いました。

さらに、彼らの凄いところは、その後、青年期を過ぎたとき、「あの頃は若かった」とならず、社会変革を一生の仕事にしたことでしょう。

革命家、そして一人の人間としてのマルクスら青年たちを描いた作品。20~40歳代の人達にお勧めしたい映画です。

4月27日付の「しんぶん赤旗(日刊)」より
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谷本諭さんの論文、特に国民健康保険や介護保険など社会保障制度の問題点と改善策をまとめた「議会と自治体」掲載の論文はいつも参考にさせてもらっています。現実政治の課題解決と、古典の世界の両方に通じた研究者であり、感心します。

by takashi_tanioka | 2018-06-15 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
29日午後、社会主義理論学会第29回研究集会に参加しました。会場は慶應義塾大学(三田キャンパス)でした。慶應義塾大学では、図書館旧館の改修工事が行なわれていました。
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統一テーマは「サンディカリズムとアナキズム」で、2名の研究者から報告がありました。

佐藤和之さん(佼成学園教職員組合)が「モルドバのサンディカリズム-ソ連邦崩壊後の労働運動」のテーマで、久保隆さん(『アナキズム』編集委員)が「アナキズムという思考に可能性はあるか-権力論をめぐって」のテーマで報告しました。

私は途中参加となり、後半の報告(久保)しか聴くことができませんでした。各氏の報告内容については、社会主義理論学会HPに掲載予定の会報(次号)をご覧ください。

社会主義の場合、私は「思想・運動・体制」の関連のなかで理解しようとします。アナキズムの場合、体制として成立するのか(または成立させようとしているのか)、どうもわかりません。

結局、何をしたいのか・・・。私にとっては難解な報告でした。

久保さんの報告で、アナキズム的な思考の流れのなかで紹介されたシモーヌ・ヴェイユ(哲学者)の言説は興味深かったです。ロシア革命と2つの世界大戦の同時代人による考察です。

忘れないように、シモーヌ・ヴェイユの文章2つを、久保さんの報告資料から転載します。

シモーヌ・ヴェイユ「展望-われわれはプロレタリア革命に向かっているのか」1933年(橋本一明訳『著作集1』)

(略)ロシア革命は勝利を収めたが、ロシア領土を含めて地表のどこにもソヴィエトは存在していない。革命によって成立した体制の役割は、ドイツ情勢の示すごとく、今やプロレタリアの革命闘争の絞殺にある。この体制は資本主義的所有を全的に排除するという点でレーニンの構想した体制に似ているが、他の点ではそれとは正反対だ。言論の自由はなく、ソヴィエト制度の枠内での政党の自由もなく、最高度の献身、教養、批判精神の結集すべき共産党は書記局に握られた行政機関にすぎない。/トロツキーはこの体制を官僚主義的歪曲を伴ってはいるがプロレタリア独裁であり、労働者国家だという。だが労働者が官僚の意のままに動かされる国家を労働者国家と呼ぶのは悪ふざけだ。また歪曲という言葉を労働者国家とは理論的に正反対の国家に適用するのも場ちがいである。この言葉はスターリン体制をロシア革命の病気ないしは異常と言うためのものらしいが、狂った時計は時計の法則の例外ではなく、それ固有の法則に従う別のメカニズムだ、とはデカルトの言葉である。また官僚制がますます強化されているところを見れば、これを一つの過渡期ということもできない。(ママ)

シモーヌ・ヴェイユ「戦争に関する考察」1933年(伊藤晃訳『著作集1』)

革命戦争は革命の墓穴であり、戦争を指導する機構や警察の圧力や特別裁判権や脱走兵の処罰なしに戦争をするすべを兵士自身に、というよりむしろ武器をもった市民に与えない限りはこの事実は動かしがたい。近代史においてこの例外は一度だけ実現した。それはパリ・コミューヌのときのことである。しかしその結果は誰もが知っているとおりであり。戦争にまきこまれた革命は、反革命の血なまぐさい攻撃に屈服するか、それとも軍事的闘争のメカニスムそのものによってそれ自体反革命に変化してしまうか、そのどちらの道を選ぶしかないかに見える。してみると革命の前途はかなり限られたものとなるようである。なぜなら革命は戦争を避けることができるだろうか?そうは言ってもこのわずかの機会に賭けるほかはない。さもなければすべての希望を捨てなければならない。(ママ)

by takashi_tanioka | 2018-04-29 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)
谷津奏の杜公園に「谷津貝塚」の説明看板がやっと設置されました。日本共産党は、谷津貝塚埋蔵文化財発掘調査の本調査、現地見学会の頃から長年要望してきました。
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「市内最古の旧石器時代遺跡」「奈良・平安時代の大集落跡」と記載されています。遺跡(住居跡など)の一部保存も日本共産党は要求していましたが、残念ながら、習志野市と開発事業者はすべて壊してしまいました。
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出土した埋蔵文化財を日常的に見学できる施設は、習志野市にありません。総合教育センターで一部が展示されました。社会教育課職員による発表会が時々行なわれています。



今回の説明看板は、限られた字数・写真数での説明ですが、他地域の文化財の説明看板と比べると詳しく記載されています。貝塚以前の時代、「旧石器時代」の記述もきちんとあります。

戦前の皇国史観のもとでは、存在してはならない時代が「旧石器時代」でした。国定教科書は建国神話から始まっており、神武天皇即位とされる紀元前660年よりも昔の研究は避けられてきました。

戦後の自由な歴史研究により、旧石器時代の研究が大きく前進しました。

説明看板は、谷津奏の杜公園(奏の杜2丁目)の北東側に立っています。機会があったら、ぜひご覧ください。


by takashi_tanioka | 2018-04-06 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
c0236527_08042679.jpg23日、打ち合わせで党実籾事務所へ。その後、総合教育センターへ向かい、小企画展「どうしてこのカタチ?~モノからわかる奈良・平安時代の谷津貝塚~」をみました。

谷津貝塚の出土品が展示されています。これまでみた小企画展はケース1つ分の展示でしたが、今回は複数のケースで展示がされています。

展示期間
3月16日(金)まで 予定

会場
習志野市総合教育センター 1階ロビー奥
入場無料

開館日・開館時間
平日 午前8時30分~午後5時


土師器、須恵器、灰釉陶器などの展示。
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様々な地域との交流がありました。
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海の道具、紡錘車の部品などの展示。
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打ち欠き・穿孔土器などの展示。
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奥のケースも、谷津貝塚の出土品の展示でした。
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残念なことに、重要な出土品は、流山市、柏市、船橋市の博物館・資料館で展示中です。習志野市民が市内の博物館・資料館でみて学習・研究できないのは、習志野市の教育行政の貧弱な側面を示しています。
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実籾3丁目遺跡の展示もありました。
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総合教育センター、東習志野小学校の南側に、東習志野こども園があります。帰りに寄ってみました。
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24日午前も議会準備。午後は、谷津地域における市政・市議会報告会で講師を務めました。

25日午前は、谷津南保育所父母会の定例会。午後は、習志野市民フォーラムの定例会に久しぶりに参加しました。

by takashi_tanioka | 2018-02-25 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
3日、東習志野コミュニティセンターで「『習志野俘虜収容所』から見えるわがまち」が開催されました。「習志野俘虜収容所を考える集い」の主催です。

戦前の習志野原は陸軍の演習場であり、明治時代には、演習に来る将兵が宿泊するための廠舎が現在の東習志野にありました。

この施設は、日露戦争におけるロシア兵(約1万5千人)、第一次世界大戦におけるドイツ兵(約1千人)の捕虜収容所として転用されました。


今回の企画は、ドイツ将兵に関する企画でした。会場からあふれる人が集まりました。
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私は少し遅れて到着。会場は一杯で入れず、廊下で講演を聴きました。後半の講演は、習志野市学校給食センター所長の星昌幸さんでした。星さんは、2002年に出版された習志野市教育委員会編「ドイツ兵士の見たニッポン-習志野俘虜収容所1915~1920」(丸善ブックス)の執筆者でした。
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今回の企画は、捕虜収容所で演奏された音楽に関する話や演奏が多かったのが特徴と思いました。ドイツ捕虜は、上中流階級の将校から、下士官・兵卒まで収容されていました。それが様々な文化的交流を生んだのかも知れません。


今回の企画の対象外ですが、日露戦争後のロシア捕虜は下士官・兵卒ばかりでした。そのため、ロシア人以外に、被支配民族であるポーランド人、タタール人、ユダヤ人の兵士も多数収容されていました。

多民族が収容されていた日露戦争後の習志野俘虜収容所も研究対象として興味深いです。2005年には、当時の写真50枚が陸上自衛隊衛生学校で見つかりました。こういった新発見の資料も活かしてもらいたいです。


また、関東大震災のときは、習志野俘虜収容所跡に多数の朝鮮人が収容されました。このとき、習志野でも朝鮮人虐殺が起こりました。


様々な民族が「習志野俘虜収容所」に収容されてきました。ドイツ捕虜との交流だけでなく、他の側面からも「習志野俘虜収容所を考える」研究・企画が大切と思いました。

by takashi_tanioka | 2018-02-03 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
27日、千葉県北西部地区文化財行政担当者連絡協議会主催の文化財発表会「まちづくりのヒストリア-歩いて、掘って、調べて、わかる」が開催されました。

北西部地区11市で2年ごとに開催されており、今年の会場は流山市生涯学習センターでした。習志野市からも市民や職員が参加していました。私は午後から参加しました。

習志野市の発表は、JR津田沼駅南口の奏の杜地区の「谷津貝塚埋蔵文化財発掘調査」について。2年前とは少し角度を変えた発表でした。


今回のテーマは「奈良・平安時代のムラづくり-谷津貝塚の事例から-」で、習志野市教育委員会の岩田薫さんが発表しました。
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2年前は、様々な鉄製品が出土したことが報告されました。今回は、鍛冶工房が多数発見されたことが報告されました。
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持ち時間の30分では納まらない内容でした。周辺の遺跡との関係も検討されています。習志野市は古代東海道が通っていた場所であり、谷津貝塚は拠点集落の一つと考えられています。
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このような歴史が、習志野市内で知られていないのは残念なことです。谷津貝塚について研究を深め、周辺自治体の遺跡との関係も探求していくのは価値あることと思いました。
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午前は、船橋市、松戸市、八千代市、市川市の報告。午後は、習志野市のほか、流山市、我孫子市、鎌ヶ谷市の報告がありました。古墳づくり、江戸幕府の馬放牧など、興味深い報告でした。
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このほか、子どもが参加できるワークショップも開催されていました。
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習志野市は「公共施設が多い」とか「職員数が多い」とかレッテルを貼られることがありますが、郷土資料館・博物館がないという弱点をもっています。

隣接する自治体で、郷土資料館・博物館がないのは習志野市だけです。残念ながら、この分野では教育長にやる気を感じられません。郷土史の学習・研究ができる施設や専門職員の配置は必要ではないでしょうか。


by takashi_tanioka | 2018-01-27 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
18日午後、大久保公民館で「ロシア革命100周年記念講演」を開催しました。市民有志による企画であり、党派・学派を超えて40人が参加しました。
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ソ連・ロシア研究者の聽濤弘さん(元参議院議員)が「ロシア革命と現代社会を考える」のテーマで講演をしました。
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講演は、著書「ロシア十月革命とは何だったのか」(本の泉社)に沿った内容に、現代中国、欧米の左翼運動、マルクスとレーニンの著書の現代的意義などを加えた内容でした。
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詳しくは、上記の著書を読んでみてください。印象的だったのが、池田嘉郎さん(東京大学准教授)が「民衆の暴力」として描く1917年の出来事を、聽濤さんは「尽きない民衆のエネルギー」として説明したことでした。

現代日本でも、「民主主義ってなんだ」「これだ!」と叫ばれる国会前などの街頭行動があります。政権側の幹部からは「テロ」「こんな人たち」とレッテルを貼られました。様々な民衆の行動を、「暴力」とみるのか、「エネルギー」とみるのか、議論すると面白いかも知れません。

1917年の「民衆のエネルギー」を前にレーニンやトロツキーが果たした役割が、肯定的に説明されたのは印象的でした。

レーニンの著書「国家と革命」の歴史的位置づけ、キーロフ暗殺と党内民主主義の問題も、興味深かったです。

講演後、多くの質問が出ました。すべて答える時間がとれず、後日に文章での回答としました。感想文もたくさん出ました。どれだけ人が集まるか予想のつかない企画でしたが、多くの人に参加してもらえたのは良かったです。

最後に、聽濤さんがレジュメに書いた「マルクスと現代」の最後の部分を紹介します。

マルクスをよく研究しなければならない。同時にマルクスが考えることが出来なかったことが現代社会には多々ある。社会主義理論も創造的発展を必要とする課題が多々ある。

最後に思想的に負けてはならない。

20世紀-ロシア十月革命の成功、第二次世界戦争でファシズム・軍国主義を打倒、植民地崩壊、先進国での福祉の前進-資本主義の後退。それを新自由主義で巻き返す。ソ連が崩壊。資本主義が息を吹きかえす。「社会体制としては資本主義しかない」というイデオロギー攻勢。これに負けてはならない。これがロシア十月革命100年を迎える精神。

by takashi_tanioka | 2017-11-18 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by takashi_tanioka